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ワーキングメモリーを測定しよう。検査方法は?

ワーキングメモリーの測定・検査法
電話番号を聞いて、すぐに電話するような作業、それがワーキングメモリーを使った作業です。
ADHDの場合など、ワーキングメモリーの能力が低いと上記のような作業がとっても苦手と言われています。
そんなワーキングメモリーですが、果たして自分のワーキングメモリーの能力が低いのか高いのかわかりませんよね。
そこで今回はワーキングメモリーの測定・検査法をご紹介致します。
ウェクスラー式知能検査
臨床心理士のデビッド・ウェクスラーが開発した検査方法がウェクスラー式知能検査です。
このウェクスラー式知能検査では様々な検査がありますが、ワーキングメモリーの検査に近いものが注意・集中を図る質問で検査する数唱尺度検査です。
簡単に言えば、検査官に言われた数字を覚え、すぐにその数字を復唱するというテストです。
まさに電話番号を聞いて、すぐに電話するようなイメージですね。
ただ、この言われた数字を覚え、すぐにその数字を復唱ならばほとんどの方が出来ることでしょう。
しかし、ウェクスラー式知能検査の数唱尺度検査では復唱もありますが、逆にして読み上げるテストもあります。この検査になると急にできない方が増えてきます。
例えば
123-456-789 と言われたら
987-654-321 っと返すようなものです。
この例えならば簡単ですが、いきなり言われた他人の電話番号をすぐに逆から言えますか?
これをサクッと出来るような方はワーキングメモリーの能力が高い可能性があります。
逆に、復唱も逆から言い返すことも全然できないような方はワーキングメモリーの能力が低い可能性があります。
あくまでとっても簡易的な検査方法ですので参考程度にしてくださいね。