小児期崩壊性障害とは?症状や特徴、原因は?

突如、発達障害と同様の症状がで始める障害「小児期崩壊性障害」
小児期崩壊性障害とは、だいぶ聞きなれない名前ですが、子供が正常に2から3年、成長発達した後に突如、精神後退やその他広汎性発達障害と同様の症状がで始める障害です。
広汎性発達障害とは、発達や機能の遅れが広範囲にわたっている状態のことです。
具体的には大きく3つの症状があり
第一にコミュニケーションの問題
第二に対人関係を築くことの難しさ
最後に物や人や行動に対する強すぎるこだわりです。
これら3つの領域を満たしている場合に、アスペルガー症候群や自閉症と診断されます。
また、能力や機能が十分に発達しているのにもかかわらず文字の読み書きや運動などの部分的な能力や機能に遅れが見られるのが、学習障害や注意欠陥多動性障害などの発達障害になります。
小児性崩壊性障害の症状は?
小児性崩壊性障害の症状は、生まれ育ってから約二年後に始まる精神後退、突如怒りっぽくなったりという過程を数週間経て、今まで培ってきた対人関係能力、運動能力、言語能力が後退し始めます。
これらの交代は、子供がする昨日覚えたことが今日はできない、一歩後ろに下がる、といったこととは違います。
突如、大きな後退がみられるのです。
特徴は、自閉症や統合失調症と同じような症状が見られることがあります。
小児性崩壊性障害の原因は?
はっきりとした原因はわかっていませんが、脂質代謝異常や結節性硬化症などの遺伝子の病気や副腎白質ジストロフィー(ALD)異染性白質ジストロフィー(MLD)などの疾患と関係あるのではないかと言われています。
治療では、行動療法や薬物治療など自閉症と同様の対応がされます。
ただ、これといった特定の方法があるわけではありません。
医師などと力を合わせながら、長い目での多くのケアが必要となるでしょう。