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- 境界性パーソナリティ障害の治療方法と接し方は?

周囲の関心を引きつける心の病「境界性パーソナリティ障害」
境界性パーソナリティ障害は、見捨てられることに対しての不安が大きく、そのために「今から自殺する」などとメールを送ったり自傷行為をしたりして周囲の関心を引きつける心の病です。
気分の波が激しく感情が不安定で、感情のブレーキが効かずに癇癪をおこしたりすることもあります。
虚しさや居場所のなさを感じていることが多いです。
境界性パーソナリティ障害の治療方法は?
カウンセリングや認知行動療法などの精神療法が有効だとされています。
医師やカウンセラーとの信頼関係を築いて治療していくことが大切です。
強い不安感には抗不安薬、気分の落ち込みには抗うつ剤を処方します。
少量の抗精神病薬を使用することもあります。症状は年齢とともに軽快すると言われ、また、治療によって回復が早くなるとの報告があります。
境界性パーソナリティ障害の人への接し方
境界性パーソナリティ障害の人と接するには、末永く付き合っていくためにも途中でエネルギー切れとならないように自分でコントロールすることが大切です。
無茶な要求にはノーと言う勇気を持ちましょう。
その際、見捨てるわけじゃないんだよということを伝えていくことを心がけましょう。
依存されすぎたときはルールを作り(午後11時以降はメールをしない等)、それ以上のことをしないようにしていきます。
出来ることと出来ないことの区別をはっきりと提示しましょう。
本人を変えようとするのではなく、まずは受け入れ、理解していくことが重要となってきます。
自傷行為を見つけたときは「そんなことをしなくても見捨てないから大丈夫だよ」と伝えてあげるといいかもしれません。