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- 自己愛性パーソナリティー障害とは?症状や特徴、原因は?

自分を特別だと思い込む「自己愛性パーソナリティー障害」
自己愛性パーソナリティー障害の症状は、自分を特別だと思い込み、さらにはその思いが強くなり過ぎた結果、自分自身の精神バランスがとれにくくなり、相手への思いやりに欠けることが多いため、周囲とのコミュニケーションが上手くとれなくなることがあるものです。
つまりは日常生活に支障が出るレベルの対人関係のコミュケーショントラブルがある場合は、自己愛性パーソナリティー障害の可能性があるということになります。
自己愛性パーソナリティー障害の特徴・症状は?
自己愛性パーソナリティー障害の特徴としては、自分の自慢話が多く、逆に自分の失敗や間違いを認めようとせず、他人に対して譲歩することが苦手であるということが挙げられます。
また、他人から注意されたり、否定されたりするようなことが大嫌いなのも特徴の一つです。
地道な努力をすることをせず、簡単な成功を求める傾向にもあります。
さらに、自分自身の目的達成のために他人を利用することもあります。
自己愛性パーソナリティー障害の人は、一般的に、他人に対して自分の話はよくしますが、人の話にはほとんど関心を示さない傾向もあります。
そのため、周囲からの印象としては「傲慢な人」となります。
常に自身の輝かしい成功や自分の魅力、理想的な愛への空想を巡らせているため、妄想家とも思われがちです。
自己愛性パーソナリティ障害の原因自体は不明ですが、幼少期の親との関わり方にその要因があるのではと考えられています。
失敗に対しての親の対応が不足しているのにも気づかず、何年も経過してから、自分の力や価値観に自身を失い、他人の評価ばかりが気になるようなことになってしまうとも考えられています。