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- 依存性パーソナリティ障害の治療方法や克服法は?

自身の自信のなさから他人に依存してしまう依存性パーソナリティ障害
依存性パーソナリティ障害は、自身の自信のなさから他人に依存してしまう心の病です。
他人からアドバイスや承認を得られないと行動出来ず、常にパートナーの存在を欲します。
パーソナリティ障害の中で一番多く見られる疾患と言われています。
依存性パーソナリティ障害の治療方法は?
支持的精神療法、認知行動療法、またはカウンセリング等の精神療法が行われます。
医師やカウンセラーと本人が協力して治療していくことが大切です。まずは、他人に依存しているという自覚を持たせます。
そして完全な自立と完全な依存の中間にいることが出来ると認識させ、不安を軽減させていきます。
薬物療法では、SSRIや少量の抗精神病薬が有効とされています。
その他、強い不安には抗不安薬、抑うつには抗うつ剤が用いられます。
依存性パーソナリティ障害の克服法は?
まず、自分で行動を選択し、それに沿って行うことを始めます。
失敗してもいいんだと考えることが重要です。
自分の依存傾向を探り出し、それを直視することで、少しずつ改善していくでしょう。
自分の意見を述べる癖を付けることにより、自身の考えが明確になっていきます。
他人と違う意見を述べることを恐れてはいけません。
そして、何を着るか、どこへ行くかなど身近なことから自分で決めるようにしましょう。
周囲は必要以上に世話を焼かないようにしなければなりません。
自分一人で決定し、その責任も取ることで、やり抜いたという経験が自分に自信を付け、依存から抜け出す鍵となります。
自分で自分の行動を決めるということは、とても気持ちがよくやりがいがあります。
少しずつ、自分の思いを表現し、自分で行うといった訓練を積んでいきましょう。