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反社会性パーソナリティー障害の治療方法と付き合い方は?

早期の治療が大事な反社会性パーソナリティー障害
反社会性パーソナリティー障害は、違法行為を反復して行う、理性がなく衝動的な行動を起こす、人をだます傾向,良心の呵責の欠如などの症状を持っています。
また、そういった症状を持つがゆえに、薬物やアルコール依存、性的逸脱行為、犯罪行為を起こしやすく、社会に危険を及ぼす可能性を持つ人のことを指します。
反社会性パーソナリティ障害の治療方法としては、一つには早い段階で治療を行う方法があります。
子どもの頃のうちにパーソナリティ障害の前段階とも言える行為障害を適切に治療すれば、多くの人が大人の反社会性パーソナリティ障害にならずに社会と関わっていくことができます。
早期治療が適わない場合は大人になってからの治療になりますが、完全な治療法は現在のところ確立されておりません。
精神科やカウンセリングなどによって改善効果が見られる傾向にはありますが、反社会性に対する自覚などの個人差によって改善するかどうかが決まるケースもあります。
反社会性パーソナリティ障害でも変わりたい気持ちを有しているほど、完治する可能性は高い傾向にあります。
本人は罪の意識に乏しいので、自分から治療したいということは、まずありません。
そのため、反社会性パーソナリティ障害の人がサイコセラピーを受ける場合は、たいてい、犯罪を犯してしまってから、治療するようなことになるケースも多々あります。
この際に、心の底から患者自身が変わりたいと思わないのであれば、本質的には何も変わらず、症状は改善されることはありません。
反社会性パーソナリティ障害を持った人との付き合い方としては、周囲への悪影響が多いので、なるべくならば、そういう方とは付き合わない方が賢明です。
どうしても付き合わなくてはならない場合でも、あまり密接な関係を持たずに浅い関係を持った方がよいでしょう。