30代でADHDを疑い、診断を受けてきました。【体験ブログ】

ワーキングメモリートレーニング

10年近く、自分に当てはまると思いながらも避けてきた確定診断。



30歳を過ぎて、ようやく受け入れられそうな心境になってきたのと、今は成人にも処方できる薬があるということを知り、いざ病院で検査を受けてみたいと思ったものの……



私が住んでいるのはだいぶ田舎の方で、車の運転もできないため(正確には免許はあるけどひとりで運転する自信がゼロのペーパードライバー)、はたして通える範囲に大人のADHDに対応してくれる病院があるかどうかも不明でした。


まずは「発達障害支援センター」へメール


受診するにはどうしたらいいのか、ネットで色々情報を集めていたところ、「発達障害支援センター」というものに行き当たりました。
しかしここも、自分の住んでいる地域のセンターの所在地は、自力で通えるような範囲ではありませんでした。(そのくらい田舎なんです)


ですがメール相談を受け付けていたため、とりあえず「発達障害を疑っていること」「診断を受けたいがどうしたらいいかわからないこと」を相談したところ、医療機関のリストを送ってくれました。


小児・学童・成人と対応区分によって欄が分かれていて、そのうちの成人に丸がついている医療機関を見ていくと、なんとか通えそうな範囲にも数件あることがわかったので、そのうちの一件に電話をして予約を入れました。


初診予約は数か月待ち……といった情報も目にしていたのですが、田舎であることが幸いしたのか?翌週に初診の予約をとることができました。


緊張しやすい私は、インターネットで「ADHD疑いで病院にかかるとまずどんなことをするのか」などの体験談を読み漁り、心の準備をしようとしました。



また、普段から、話が脱線したり関係ないことを喋りすぎたり、質問にかみあわない返答を返してしまったりして、あとから自己嫌悪に襲われることが多いので、「今困っていること」「子供の頃のこと」「なぜ受診しようと思ったのか」を、ワープロソフトで打ち込み、印刷して持っていくことにしました。


ところが印刷したところちょっとしたレポートぐらいの枚数になってしまい、ああ、こんなところにも自分のことを喋りすぎる性質が表れている……とちょっと恥ずかしく思いましたが、開き直ってそのまま持っていくことにしました。

結局受付できたのは時間ギリギリでした。


当日、予約の時間に余裕をもって家を出たはずが、典型的な「外出の準備にいつもバタバタして時間がかかる」「所要時間を甘く見積もりすぎ」「病院の中で迷う」などの性質がこの日も思いっきり発現し、結局受付できたのは時間ギリギリでした。


少し待たされましたが、思ったよりは混雑していなくて、まず若い女性スタッフに呼ばれてちょっとした問診がありました。


看護師さんか、福祉士さんや別の医療スタッフなのかはわかりませんが、優しく話しやすい雰囲気の方。


ここで、私がまとめてきた「レポート」に気づいたスタッフさんに、「こちらお預かりして、先生にも読んでもらってもいいですか?」と聞かれました。


そのために作って来たものなので、勿論OKしました。

最初の問診後、また少し待ちましたが、その間に血圧を測るよう指示されて、待合室の自動血圧測定器で測定したり、看護師さんに呼ばれて身長体重を計ったりしました。

そのあといよいよ医師の診察があり、先ほどスタッフに話したことも伝わっているようで、あの長いレポートも「急いで目を通しました」と言ってくれました。


医師は40代くらいの、親しみのある雰囲気の男性医師でした。



生まれた時に早産や仮死状態ではなかったか?

や、子供の頃にてんかんと診断されたことはないか?
今までに急に気絶したことはないか?

など、ADHDのことというよりはまずは、違う異常がないかを重点的にチェックするような印象でした。


そのあとで、書いてきた文章をもとに、これはいつからですか?
どのくらいの頻度ですか?

それによって例えばこのような問題が起きたことはありますか?


など、掘り下げての質問をかなり詳しくされました。


ただ、終始親しみやすい微笑みの表情と口調で質問してくれたり、

「どうしてこういう質問をするかっていうとね、たとえばこういう場合、こういう病気から来てるってこともあるんですよ。だからね」「

まあ子供の頃のことだしわかんないよね、覚えてる範囲でいいんだけどね」


などと、こちらの緊張や圧迫感をほぐすような言葉かけをしてくれたので、私も少しずつリラックスして話すことが出来ました。


ひととおり話し終えた後で、


「うん、それじゃとりあえず、検査してみましょうか」ということになり、検査の予定を組むように看護師さんに指示をしつつ、「確かにお話からは何かしら能力の凸凹の傾向がありそうではあるので、詳しい心理検査をして、どの程度どういう傾向があるのかを把握して、それから必要であれば薬を飲むとか、どういうふうに対応していくかの方針を立てましょう」「検査は臨床心理士さんと一対一で行うもので、けっこう集中力がいるのでゆっくり時間を取ってやりましょう」「きちんと分析して検討するので、結果が出るまでに3週間くらいかかります」と説明を受けました。


この日の診察はそれで終わりでした。時計を見ると50分も医師と話していたことになります。



じっくり時間を取ってくれていい先生、いい病院だなと思いつつ、こんなに時間を取ってしまって大丈夫だっただろうかといらぬ心配をしました。
(あとから聞いたところ、初診は基本的にじっくり時間をとって行い、再診ではその限りではないそうです)

診察室を出たあと看護師さんから検査のスケジュールの話がありました。


検査も、受けられるまで長く待つのかな?と思っていたら、なんと「明日たまたま空いていますが、明日やりますか?」とのことでした。


(これも、あとから聞いたところかなりラッキーな方で、タイミングによっては翌週になったり数週間後になったりすることもあるそうです)

翌日の予約を入れてこの日の初診は終了しました。


帰りにまた院内で迷って外に出られなくなり、昼休み中だった院内スタッフさんに案内してもらってようやく出ることが出来ました。”

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