反抗挑戦性障害の幼児への対応・対処法

グレーゾーンでもあるが故に、一見すると発達障害である事が分かりにくいタイプと言えます。

しかしグレーゾーンだから程度が軽いというものではなく、しっかり特性があるので周りには理解されにくく、性格やしつけの問題と思われることも多かったと思います。

ADHDは実際年齢の2/3の精神年齢と言われており、周りの同年代の子がいろんな経験をして徐々に成長する中、息子は人の何倍も時間をかけてゆっくり成長してきました。

息子が9歳の時の話です。
5歳の甥っ子が自宅に遊びに来ました。
遊んでいる中でおもらしをしてしまい、パンツを濡らしてしまった事がありました。

私は慌てていたのもあるし、早くパンツを変えないと気持ち悪いねって気持ちで、息子のパンツで交換してあげたのです。
すると息子が怒りだしました。

『なんでパンツを貸したんだ!』と大声をあげて怒ります。

自分のパンツを他人の誰かが使うことに抵抗を覚えたのかなと思い、『このパンツはもう古いから新しいパンツを買おう』となだめました。

しかし息子はますますキーキー声を荒らげます。

『このパンツ気に入っていたのに!』と言い始め、そんな事は今まで言った事なんてなかったのに、と私もだんだんイライラしてきました。

いつまでもグチグチと機嫌が悪く責める息子に、自分よりだいぶ小さい子が困っているのに、自分の事ばかりで相手の事を思いやれないのか!と残念な気持ちにもなりました。

ADHDを勉強していくうちに・・・

しかしADHDを勉強していくうちに、衝動性が強く突発的に起こった出来事には感情のまま動いてしまうので、その時の一番に湧き上がった感情で発言したり行動をしてしまうのがわかりました。

その時の息子は私にとっては困る行動でしたが、息子の本心はどこだったのだろうと心の背景を考えてみることにしました。
私が一言『パンツ貸してあげてもいい?』と確認をすればよかったのかもしれません。

私の中で『誰かが困っていたら助けてあげる』というのは当たり前で、当然周りもそうだろうとどこかで思い込んでいたところがあるのです。

しかし、先を読みにくい特性、相手の気持ちに立って考える事が難しい特性、急な予定変更にはパニックになる特性などがある息子には『当たり前』ではなかったのでしょう。
そういった自分のものさしで行動してしまう事で失敗してしまうことが、息子を育てているとたくさんあります。

今では必ず『パンも買いたいからお店に寄っていい?』など先に確認をしてから行動をするようにしています。

親の私でもそうですから、何も知らない周りの人たちの目にはもっと誤解を招くことが多いでしょう。

児童館で小さな子が電子音の鳴るおもちゃで遊んでいた時も、『音がうるさい!』と息子は大きな声で言ってしまいました。

息子の年齢的には『自分より小さい子が遊んでるんだから…』と我慢ができる頃です。

しかし聴覚過敏もあったので、我慢がならなかったのか相手にも聞こえるように言ってしまいました。

お相手の方はすみませんと一言言って、その場を離れてしまいましたが、私はこちらの方がすみませんという気持ちでいっぱいでした。

親しい人には事情を話せますが、その場限りの人までに全ての事情を話すことはできません。
とても不快な思いをさせただろうと暗い気持ちになりましたが、息子が大人になるまでまだ時間があります。

社会に出るまでには、何度も何度も経験を積み重ね、少しずつその場に合った対応ができるように療育していきたいと思っています。”

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