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自閉症スペクトラムと診断された息子の教育。【体験ブログ】

結婚して、二児の子供をもちました。
長男が三歳のころおおきな病院を受診して自閉症スペクトラムと診断をうけて育てています。
きっかけは乳児健診でひとりだけ泣き騒ぎ、健診をうまくうけられず、みかねた保健師さんからもしかしたら発達障害が原因でかもしれないと発した一言からでした。
息子は切迫早産で1か月半ほどの入院を経て出産した第一子で、子育てじたいがはじめてで、育てにくさも泣き喚きもちょっとわがままやこだわりがひどいというものも、個性とおもっていて手こずってはいましたが、初の育児はみなこのような状況かと思っていました。
ただ、ママ友とご飯をいっしょにファミレスに食べに行った際も、うちのはストローをつかってのんでいつまでも自力で飲もうとしないことや、言葉も遅いのかなとふっと不安に感じるということはありました。
一つのことをネガティブにとってしまうと子育てに良くないとおもったのか、自分がおちこみたくないのか気のせいととるようなところもありました。
じょじょに2歳ぐらいになると一つのこだわりにしがみついて延々となきわめいたり本当に聞き分けがないのと、話しても伝わっていないのかなという状況が他の子とのちがいとしてみられる場面が増えていきました。
それで公園にも積極的にあしを運べず、順番をまもることもできないのではトラブルの元になり自分もめんどうになり家にこもりがちになりました。
初めての場所、病院や子育て支援センターも不安な顔やかえりたがる状況で、ひとりめで随分と苦戦をしていたことに、いまふたりめのこどもをそだてながら、あの当時の余裕のなさとわからなさの不安のなかにいた自分とむすこに悪いことをしたなという意識をすくなからず持っています。
集団生活にはいってからは遅れやコミュニケーションが苦手ということが顕著にあらわれてきたので、関わってくれる先生にもこういった特徴があるというのをノートにこまかく記載し渡して支援してもらうことにしました。
自閉症はあたらしいことの不安感が強かったりことばも出にくい子はオウム返しをしたりします。
特性を家族がきちんと把握して特別な障害と意識しすぎずにすごしてあげることも本人にとっても良い方向に向かうと感じました。
過敏な感覚をもっていて聴覚が不快に感じると耳をふさいだり、触覚がいやな服があったり、苦手なものも多いかもしれませんが、支えてくれるまわりのちょっとした意識次第で、本人の不快も軽減できたり、伸ばせる面もたくさんあります。
障害があっても長所は本当にたくさんあるので、子育てがつらいときも共感してくれる仲間と前向きになれる場をつくるのも一つの方法です。
自分だけで解決できないこともヒントにつながる何かがみつかります。
家の中だけでなく、いまは福祉も充実しているので日中一時支援やヘルパーさんのサポートも大きな助けになります。
いろいろ調べると本人にも家族にもよい支援がかならずみつかります。