ADHDと双極性障害が30代で判明して。【体験ブログ】

まさか自分が発達障害を持っていたとは、30歳も半ばを過ぎるまで気づきませんでした。
生きづらさの原因は、これだったのかと(こちらに加えて双極性障害も持っていることが判明しました)、目からウロコでした。
振り返ると小さい頃から人よりもかなりおかしな行動をとっていました。
何かあてはまるな…と思う方がいらっしゃれば、ADHDを疑われてもいいかもしれません。
もっと早く気づいていれば、損失が少なくて済みましたし、仕事選び、配偶者選びも慎重になったと思います。
学業優秀で好奇心旺盛といえば聞こえはよいですが、おもちゃでも遊びでも、既にあるもので満足できず常に「もっともっと」と、満足することがありませんでした。
それが満たされない場合、万引きをすることもありました。
罪悪感は抱えながらも手に入れないと気が済まないという思いのほうが勝っていました。
また、不注意で計算問題が苦手でした。
授業中のおしゃべりを先生に注意されても聞く耳をもちませんでした。
忘れ物も大変多く、忘れ物がない日のほうが珍しいくらいでした。
片づけもなかなかできず、散らかっていても平気でした。
自分の気分でやる気が出るか、相当注意されてはじめて物だらけの部屋を片づけするといった具合でした。
宿題も自分の好きではない科目については、ギリギリまで手をつけることはありませんでした。
運動神経は悪く、スポーツはダンス以外は好きではありませんでした。
感覚過敏も持ち合わせており、大きな音にビクッと驚いたり、触れられると鳥肌が立ったりしました。
顔に水をつけるのも苦手で、水泳はまったくできませんでした。
勉強は優秀で、それが勘違いしたプライドを産み後々苦労することになります。
思春期にはコミュニケーションの取り方が分からなくなり、自分の周りから人が離れていきました。
孤独で非常に生きづらく、誰かこの世でわたしを必要としてくれる人はいるのか、いない。と10台にして人生に絶望していました。
見通しがたてれず、待ち合わせに遅刻することや朝起きれずに授業に出れないといったこともよくありました。
疲れやすい体質ですが、銚子のいい時は睡眠時間を削ってでもアルバイトをしていました。
家族も発達障害の気があり、見通しの甘さ・計算が出来なかった結果、事業に失敗し大きな損失がありました。
そのため、危険な高時給のアルバイトもしておりましたが、ほしいものは手に入れないと気に済まないという気持ちと、人から必要とされたいという気持ちで、高額な商品を購入することになったりオカルトやスピリチュアル的なものに傾倒するようにもなりました。
たくさんの物を、衝動的に買うものの管理が出来ず、ほとんど使わないということもよくありました。
夢ばかり見て、ほしいと願い、手に入れたものの、管理ができないのです。
経済的には大きく損をするエピソードがこれでもか、これでもかと続きました。
先日完済しましたが、多額の借金も抱えていました。人にうまく利用されてしまいました。
ホームレスには発達障害を抱えた人が多いと聞きますが、十分理解できます。
他人にお金をばらまいたり、搾取されてしまった、お人好しの人も多いのではと思います。