息子がADHDと診断され、薬で治療中です。【体験ブログ】

現在中学生男子の母です。息子がADHDとわかるまで。
今思えば産まれたときから想像以上の子育ての難しさに悩まされました。
夜泣きはいつ止むのかと思っていましたが小学1年生まで続きました。
夜泣きもただワーンと泣くのではなく何かにとりつかれたように全身を震わせ暴れ、まるでエクソシストの1場面のようになります。
それが一晩中2時間おき、時には1時間半おきに繰り返されます。
マンション暮らしのため、夜中の騒音として気になりますし、夜寝れないこと、また今夜もか、なぜうちのこだけ?という思いで子育てってこんなにも苦しいものなのか、とも思いました。
まだその頃は発達障害という言葉もそんなに耳にはしませんでしたし、健診の歳にも緩やかでは有りますが特にそんなに心配することは、と言われていました。
でもサインはたくさん見られました。
とにかく育てにくさがありました。初めての場所は泣き叫び、離れない、集団でいることは好まないのでせっかくサークルのようなところに出掛けても誰とも触れあわないまま私の膝の上で終わってしまいました。
お友だちと遊ぶのも一苦労でコミュニケーション能力が低いため一方的になりやすく、慣れてくると今度は興奮してしまい多動になり、いつも肩身の狭い思いをしていました。
幼稚園に入り言葉も遅かったもののそこでも発達には個人差があると言われ見逃してしまいました。
皮膚の感覚も敏感だったり、こだわりが強く絵もはまったらその絵のシリーズしか書かないということもあります。
こだわりの強さは年々増してきました。
もしかしたら思春期もあり、こだわりの強さもさらに増してきたようにも感じます。
小学校に入り、担任に何か発達について言われたことがありませんか?と連絡が来たのが私たち親の意識が変わったころなのかもしれません。
友達とのかかわりかたや持っていることばの少なさ、コミュニケーションの低さなどが心配であるとのことです。
今でもまだ発達障害とは心のなかでは認められていません。
でも早くに気付き、少しでも早く療育を学ばせていたら今の状況がかわったのかもしれません。
なかなか認めることは難しいですが、生きにくさを感じているのは本人なのでそれに向けて頑張っていきたいと思っています。
現在はADHDの症状に合わせたお薬を処方してもらっています。
人の話を聞き入れながらあまりこだわりをもたずに生きずらさをテクニックで乗り越えていけるような人になってほしいです。
悔やまれるのは少しでも早くにきづいてあげられなかったことです。