検査の結果「発達障害の傾向がある」と診断されました。【体験ブログ】

診断基準

小学校時代から検査に至るまでの自分、その後の体験談を書いてみようと思います。


数年前、発達障害の疑いがあり、検査の結果「発達障害の傾向がある」と診断されました。
せっかくの機会なので、小学校時代から検査に至るまでの自分、その後の体験談を書いてみようと思います。


まず、「発達障害の傾向がある人」とはどんな人かといいますと、発達障害と定型発達の間のグレーゾーンにいる人のことです。

「発達障害」と「発達障害の傾向がある」とでは似ているようで大きく違います。
発達障害をもつ集まりに参加するとどうも違う、けれど定型発達の中では息苦しい、結局どこにも居場所がないので苦しいという状況です。


そして「発達障害」を一言で表現することも出来ません。


自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群、ADHD、学習障害など、いくつかの障害・症状を大きくまとめて「発達障害」といいます。
そして、その障害・症状も低年齢の時により顕著に現れ、成長するにつれ薄れていくものとされていましたが、近年、「大人の発達障害」もあるのではないかという臨床研究の結果となり、精神医学会で話題となっています。


この「大人の発達障害」は欧米をはじめ、先進国ではすでに認知されているものですが、日本で話題となったのはここ数年の話らしく、精神医学に携わる方たちの中では反対意見も少なくないそうです。


実際、私の主治医は「生活に支障がある場合以外は、ほとんどの人に当てはまるから意味がない」と否定的でした。


それでもその主治医を説得して紹介状を書いてもらったのですが、主治医の予想通り「発達障害の傾向がある」という診断に落ち着き、どっちつかずの結果に戸惑ったのを覚えています。
「発達障害ではないか?」という言葉に慌てただけで、検査の必要はなかったのかもしれません。


検査後も、主治医は「発達障害=個性であって障害ではない」と言われていました。今では主治医の見解を強く支持します。

「発達障害=個性であって障害ではない」という考えのもと、自分なりの発達障害に対する考えを書いていきます。
あくまでも私個人の意見なので間違った考えであったり、言葉や表現に対し不快と感じる方がいらっしゃるかもしれません。


そうであったとしても、一個人の意見として捉えてくださいますようご理解していただけたら幸いです。


発達障害の疑いがあるといわれた時、検査を受ける前に発達障害の自助グループに数回参加しました。


発達障害とはどんな障害なのか知りたかったからです。それと自分がもし発達障害と診断されたとき、受け止める自信がなかったのもあります。

客観的にも知っておかなければいけないと思い、あえて検査前の参加にしました。


最初の印象は「障害があるようには見えない」、本当にこの一言です。
けれど、話をしてみると違和感を感じる瞬間が何度かあり、参加者の方々の行動も大胆になっていきます。

事前の説明があったので、どの行動にも悪気はないとわかってはいましたが、なければ違ったかもしれません。

発達障害の生きにくさを客観的に見ることが出来ました。
これは私が小学生の頃、周囲に与えていた迷惑行為です。似たような経験があるので冷静に見れたのかもしれません。


自分たちの体験談を話すとき、「大人になってだんだん落ち着いてきた」という参加者が何人かいらっしゃいました。
幼少期が一番顕著に現れるというのも納得で、成長するにつれ、周囲が「それはこうすれば良い」など教えてくれるのでしょう。

その結果、発達障害の症状は薄れていくのではないかと感じました。



その自助グループに参加したことで、少しではありますが、「発達障害」についての不安が取り除かれました。


とても良い経験だったと思います。

そして、自分の生い立ちや今の環境について話すことが出来ました。
自分でも認めたくない過去ばかりでしたが、参加者の方々は真剣に聞いてくれた上でアドバイスもしてくださいました。

過去の自分とは違うんだと、別人として考えていましたが、聞いて貰うことで「そういうときも自分だ」と受け入れることが出来ました。

それがなかったら検査でも隠していたかもしれません。

後日、発達障害の検査を受けることが出来ました。


発達障害の検査には大きく分けて三種類あります。
知能や動作を測るウェクスラー成人心理検査、しぐさや会話で診る心理士からの問診があります。


その他に、自分の育った環境や小学校のときの性格、生活習慣なども第三者から聞ければ更に正確な検査結果が出せるそうです。

母親が一番参考になるとのことでしたが、疎遠になっているため自分で話すしかありませんでした。

ここは包み隠さず、いろんなことを話しました。


小学生の頃の性格、生活環境、成長していく上でだんだん周囲との違和感を感じるようになったことなど。
決定的なのは小学生になる娘が自分の小学生時代と全く違うことです。

親子でもこうも違うのかと驚きました。


そういった話をしたところ、心理士の先生は自助グループの参加者の方々と同じように真剣に聞いてくださいました。
自助グループに参加しておいて良かったと感じたのはこの時です。


今までなら隠していたことですが、自分の過去を正直に話すことで、自分の何が「発達障害ではないか」といわれる理由になったのか、知ることが出来ました。


発達障害の特徴・特性から、うつ病などの二次障害を引き起こしやすいといわれていて、私の場合は双極性障害Ⅱ型になります。
その理由が分かれば、二次障害である双極性障害の対策にも繋がります。

自己管理のためにも鬱状態になる原因を知る必要がありました。


結果は上記にもありますように「発達障害の傾向がある」です。


ウェクスラー検査では少し波はあるものの自分で修正できる範囲内とのことでした。
メモをしたり、習慣づけなどで限りなく定型発達と変わらない生活をする事が出来て、二次障害である双極性障害の波も少しは落ち着いてくるはずという検査結果でした。


自分で変えられる程度の軽い障害・症状なので良い検査結果であるはずなのに、いっそのこと「あなたの生きづらさは障害によるものです」と断言された方が楽だったと、当時は考えていました。

どうしても生活してくことに不安があったからです。

主治医の「発達障害=個性」という言葉を聞いてホッとしましたが、そう考えることが出来るようになったのもここ数ヶ月のことです。



そんな中でしたが、「メモと習慣づけ」は意識するようになりました。


徐々に生活習慣が変わっていることも気づきました。生活習慣が変わったのと同じように、発達障害に対する考え方も自分の中で少しずつ変わっていきました。

主治医の意見を押し切って検査を受けたこと、自助グループに参加したこと、障害・病気を受け入れ作業所を利用していることなど、全てが良い方向へ向かっているように思います。



たしかに「発達障害の傾向がある」というグレーゾーンにいる人はつらい立場にいるかもしれません。

自分の何がそれに該当するのかを知ることで、少しずつ意識し、習慣づけすることで現状を克服することが出来るのではないかと思いました。

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